戸隠スキー場スタッフの里野です。
今回は戸隠出身の現役アルペンスキーヤー「宮澤虎ノ介さん」がゲストで登場。
レーサー目線のコメントと滑りをお届けします。
宮澤虎ノ介（みやざわこうのすけ）
2002年11月26日生まれ、長野県長野市戸隠出身。近畿大学2年体育会スキー競技部所属。
地元戸隠ジュニアスキークラブで幼少期からアルペンスキー競技に打ち込む。北海道小樽双葉高等学校卒業後、近畿大学に進学。インターハイ5位入賞、FISレース入賞などの経験があり、全国トップクラスの実力を持つ。
実家は戸隠神告げ温泉を経営。打ちたての戸隠そばが味わえる食堂を併設しており、スキー場やキャンプ場を利用するお客様から人気が高い。オールシーズン利用可能。
【第３クワッドリフト搭乗中】
Q「全国各地のスキー場を滑ってきたと思うけど、改めて戸隠スキー場の魅力は？」
A「よくある回答ですが、まずはロケーションです。山の迫力と神々しさが戸隠らしいというか、いつ見ても飽きないです。他のスキー場でこの感動を味ったことがありません。あとはコースバリエーションが豊富なことです。19コース2ゲレンデってコース多いですよね。しかも色々なレベルのコースがあるので、誰でも滑れるし楽しめます。僕みたいなレーサーからすると、ポール専用コースも魅力的です。斜度や地形が違うので練習になるし圧雪もバッチリだしトレーニングの環境にぴったりです。」
Q「逆に戸隠スキー場にこんなサービスあったらいいなって思うことは？」
A「スキーの雪を取るエアー・水のエリアがあるといいなと思います。あとは最近スキー場で増えてる、トレーニングジム、チューンナップスペースとかは中上級者にアツいサービスですよね。ビデオ撮影や追い撮りなんかもいいと思います。それを確認できる場所があったり、ワンポイントレッスンができるコーチがいたりしても面白いと思います。」
【越水ゲレンデ山麓、シャルマン戸隠から見える景色】
＊写真は昨シーズン1月に撮影したものです。この日の朝は雪が舞っていて戸隠山が見えませんでした・・・。
【第３クワッドリフト チャンピオンコース】
Q「スキーの技術面で大切にしている・意識していることは？」
A「僕が大切にしていることはスキーに乗るポジションです。どのように乗ればよりスキーに力が伝わるか、を常に考えています。その力がスキーの返ってくる反動となり、スピードとなり、前に進む力になります。スキーが走るって言いますよね。この時、体の向きがスキーと同じ方向を向いていたり、加重のバランスが悪いとスキーの反動を受けることができません。また、斜度や地形に合わせてポジションを調整することを意識しています。」
【第６クワッドリフト メノウコース】
Q「今日のコースコンディションはどう？」
A「少し柔らかめで戸隠らしくない？ですね。まだ積雪量が足りない感じもします。冷えてパックされてこそ戸隠スキー場だと思うので。こういう雪は難しくて、エッジングが強くなるとスキーが埋まってブレーキになってしまいます。雪質に合わせたスキー操作も重要になりますね。」
【第６クワッドリフト お仙水コース】
Q「今後の目標について教えてください。」
A「現在は主に、怪我のリハビリとフリー滑走を行っています。そのため実践的なゲートトレーニングはできていません。怪我からの復活を最優先事項とし、焦らず、復帰に向けて調整していきたいと思っています。最終目標はインカレでポイントを獲得して大学に貢献したいです！」
宮澤虎ノ介さんありがとうございました！
今後のさらなる活躍を期待しています。
2022年12月29日（木）のコースコンディションを確認できます。
第６クワッドリフト/お仙水コース→第３クワッドリフト/チャンピオンコース→第６クワッドリフト/メノウコース