今シーズン初のゲレンデレポートは今回は戸隠をホームゲレンデとしてアルペンスキーの指導、技術の指導を行なっている藤井守之さんのレポートをお届けいたします。
*動画素材は昨年のものです。
藤井守之
1975年 新潟県妙高市出身
2004ナショナルデモンストレーター認定。
2013・2014年国体GS連覇。 2015年全日本スキー技術選第3位。妙高MRSC代表。
レース、技術共に国内トップクラスの成績を収めているスキーヤー。
戸隠をベースにMRSCの代表としてスキーの技術指導をしている。
【第3クワッドリフト】
Q(常念さん)「おはようございます!本日は藤井守之さんにお越しいただきました。宜しくお願いします!」
A(藤井さん)「おはようございます!」
Q「藤井さんはずっと戸隠に来ていますが、毎日妙高から通い?」
A「そうですね、毎日30分かけて通っています。今日で戸隠83日目です」(昨年)
Q「83日!!ほとんど毎日戸隠にいるだね!」
A「戸隠はホームですね!」
【岩戸コース】
Q「藤井さんのクラブはレース以外も技術戦の選手だったり活躍している選手が出ているけどその辺りどのような教え方をしているんですか?」
A「レースだけ、技術だけという教え方はしていないんですよ。基本的な組み立てと場の提供をしています。レーシングも技術も共通しているものを教えています。レーシングだけ、技術選だけという感じは全くないんです。
選手のみんなが各種目に合わせてアジャストしてくれているって感じだと思います」
【第3クワッドリフト山頂】
Q「なるほど、これからもレースも技術も兼ね備えた選手が出てきそうですね。戸隠をベースにして活動していると思うけど環境としてやり易いのかな?」
A「そうですね。練習するにあたって”雪の速さ”というものが大事になってくるのですが、戸隠の寒さが資源だと思います。雪が良い、気温が低い、バーンが締まるというのが良いですね。それだけでなくて、雪のコンディションが変化するので多様なエッジングであったり対応できるようになると思います。 全国でもトッププレイヤーを輩出しているのはそのお陰だと思います。」
Q「確かに雪質の変化に対応できるようになるのは強さの理由かもしれないね。」
A「戸隠は様々な技術の習得に向いている環境ですし、練習の環境には最適ですよ」
Q「引き続き頑張ってね。それじゃ一本後ろから滑らせてもらうね」
昨年技術選で優勝した渡邊選手など、多数のトップ選手を輩出している「MASC」
今後の活躍にも注目です。